なぜニキビ跡はできるのか?

皮膚構造と皮膚の再生

少し難しい話になりますが、普段私たちが皮膚と呼んでいるのは、「表皮」という部分です。そしてその下には「真皮」と呼ばれる部分があります。これは、これから成長して表皮になる基礎の部分、つまり「表皮の赤ちゃん」です。

皮膚のターンオーバーのなかで、表皮はいずれ垢となりはがれ落ちていきます。その頃には真皮が成長して新しい表皮となり、その下では新しい真皮がうまれています。

では、傷はどのようにして治るのか。
表皮に傷がついた場合、皮膚のターンオーバーにより傷ついた表皮がはがれ落ちて、傷ついていない真皮が新しく表皮になります。
万が一、傷が真皮まで達していたとしても、その真皮が表皮となり剥がれ落ちる頃には新しくきれいな真皮がうまれています。つまり、新しい真皮が表皮となる頃には傷跡も徐々に薄くなって消えていくのです。

こうして、皮膚自体の治癒能力と皮膚の交替によってきれいな肌を取り戻す事ができるのです。

ニキビ跡はなぜ残るのか

ではなぜニキビ跡は残るのか?
もう何年も跡がある、何十回もターンオーバーしてるはずなのに!
という方も多いでしょう。

跡が残るほどのにきびというのは、その傷が表皮・真皮より更に奥にある、真皮を生み出す細胞にまで達しているのです。
つまり、新しい真皮がうまれてこなくなった、あるいはその速度がとてもゆっくりになってしまった為に 新しい肌に生まれ変わる事ができずにいるのです。

清潔でない手で何度となく触っていたり、潰してしまったり、正しいケアを行わないことで皮膚の奥深くまで傷ついてしまうと その部分のターンオーバーは著しく乱れ、結果として 色素沈着やクレーター、もっとひどい時にはケロイド状の跡が残ってしまうのです。